「望み」
雫井 脩介
年頃の息子と娘を育てながら平穏に暮らしていた石川一登・貴代美夫妻
9月のある週末、息子の規士が帰宅せず連絡が途絶えてしまう
警察に相談した矢先、規士の友人が殺害されたと聞き、一登は胸騒ぎを覚える。
逃走中の少年は2人だが、行方不明者は3人。
息子は犯人か、それとも・・・・。
規士の無事を望む一登と、犯人でも生きていて欲しいと願う貴代美。
揺れ動く父と母の思い
心に深く突き刺さる衝撃のサスペンスミステリー。
この本は映画にもなっている事を読み終わって知った
以前、雫井さんの本を読んで、とても嫌な気分になりなかなか気分が戻らなかったので、正直言って、雫井さんの本を読むのは避けていた
1年経った今でも、その本の事を思い出すと嫌な気分になる
自分の中での雫井さんのイメージを変えるために、内容を知らずに題名で選び「望み」を読んでみた
前回読んだ「仮面同窓会」のようなイヤミスではなかったけど、この本もまた読了後に重い気分になった
もし自分の息子が・・・
このような事件に巻き込まれてしまったら・・・
加害者だと規士は生きている
被害者だと規士は死んでいる
とにかく重い・・・