「さざなみのよる」
木皿 泉
今回も図書館で何となく手に取った本
木皿泉さん
この人の本を読むのも初めて
どんな話なのか楽しみ
本を読んでも内容を忘れがちなのでココにメモしておこうかと思う
家に帰って初めて本を開いてみる
本を開いて初めの1行目から
「死ぬっていわれてもなぁ」とナスミは思う。
このセリフから始まるストーリー
人が死んでしまう悲しい物語なのかと思い読み始めました
読み進めるうちに、ナスミの死は悲しくなりましたが、この本は悲しいだけの物語ではなかった
ナスミは、早々と死んでしまうけどナスミの周りにいた人達
・日出夫・・・ナスミの夫
・笑子・・・・ナスミの叔母
・鷹子・・・・ナスミの姉
・月見・・・・ナスミの妹
・清二・・・・ナスミと家出未遂
・愛子・・・・返済金を受け取るために毎月ナスミに会う ナスミの死後、日出夫の再婚相手
他にも、好江(ナスミの友人)・加藤由香里・・・まだ何人かいますが・・・
この人達の視点から見たナスミとの関わりの物語でした
小国ナスミ 享年43歳 癌
人が死んで、はい終わりではなく、残された人の中にはその人は生き続ける
関わった人に影響を与える
ナスミさんは、とても素敵な女性でした
私は私と関わった人達に何を残せるだろうか?
「さざなみのよる」は、本屋大賞ノミネートされた本だった