「君の教室が永遠の眠りにつくまで」
鵺野 莉紗 ぬえの りさ
三十年以上、正体不明の灰色の雲に覆われている不思子町。
この町に暮らす小学六年生の遠野葵は、無二の親友であり、またそれ以上の存在とも感じている同級生の落合紫子と、幼い日々を幸せに暮らしていた。
しかし、研究者である父の醜聞が突然暴かれたことをきっかけに、紫子は狭い町中からバッシングを受けるようになり、学校では激しいいじめに遭ってしまう。やがて、彼女は転校して葵の前から姿を消してしまった。
同じ頃、不思子町では住人が相次いで失踪する不可解な事件が起きる―。
紫子と入れ替わるようにやってきた新しいクラス担任の狭間百合は、不安を抱える生徒たちを慰撫するように振る舞う。ただ、葵だけがどこか違和感を抱いていた…。
そして、ある日の道徳の時間、百合はクラス全員にこう告げる。「このクラスで生きていてはいけない人間がいます」・・・・・
いじめ・動物虐待・・・
友達・裏切り・嫉妬・恨み・・・
現実世界・夢の中・・・
石川先生と葵の母・・・
石川先生の恨み
友達への特別な感情