「ファミリーランド」
澤村 伊智
6話の短編小説
コンピューターお義母さん
一昨年に建てたばかりの新築に住む恵美さん
義母は関西の老人ホームにいるが、ネットデバイスと家電についているセンサーで、家の中の事を把握・監視している
恵美さんが家に帰りドアのセンサーを反応させたと同時に義母からのメールでの監視・小言が始まる
パート先の佐川さんに相談し少し気分が晴れ、度々相談するようになる
いつしか、コンピューターお義母さんと呼ぶように
コンピューターお義母さんが監視してるのは家の中だけでなく恵美さんの職場のカメラもだった
ある日、佐川さんと計画を練り恵美は義母に内緒で義母のいる老人ホームへ行く事に
義母は恵美が想像していた姿とは違っていた
義母のタブレットに残されていた最後のメッセージには寂しさなどが書かれていた
コンピューターお義母さんはいなくなったけど、その後引き継ぐ者が・・・
遠く離れていてもセンサーなどで全て監視され、その都度小言をいわれ続けるなんて息が詰まりそう
自分だったらどうするか?
翼の折れた金魚
小学五年生 教室で飼っていた金魚二匹は地球の生き物とは思えないグロテスクで不快な姿をしていた
事態を重くみた教師は専門家に調査を依頼した
「柳星帳」と名付けられる
自然な流れで出来た子供を→無計画出産児・デキコ・デキオと言い、それに対して両親が妊娠促進剤のコキュニアを飲んで出来た子供を計画出産児と呼ばれる世界
コキュニアを飲んだ両親から産まれた子供は知性が高く金髪と青い目をしている外見的特徴がある
無計画出産児は白い目で見られ、虐められたりする
職業なども制限されたりする
妊娠してもコキュニアの効果が出ていないと中絶したりする
計画出産するのが当然だと考えている主人公
コキュニアを服用したのに産まれてきた子供はデキオの容姿
黒い髪・黒い目
マリッジ・サバイバー
35歳になっても独身の自分
2年前に結婚した山崎は結婚して格段に健康的になり人柄も丸くなった
そんな山崎から国内最大手のマッチングサイト「エニシ」を紹介される
そこで出会いがあり結婚
指輪交換
この指輪がサイバー
自由がない。こんな世の中は嫌だ
サヨナキが飛んだ日
主人公の女性は結婚し女の子を産む
女の子(瑠奈)が3歳の誕生日の時に自宅看護用小型飛行ロボット「サヨナキ」が届く
次第に「サヨナキ」に囚われていく瑠奈
サヨナキに頼り囚われてしまうのには理由があった
毒親ですね
今夜宇宙船の見える丘に
70歳を迎えてすぐ心筋梗塞で倒れた父親
退院してからはよく我を忘れるようになり不可解な行動をとるようになってしまった
そんな父親の面倒をみるために一緒に暮らす事になった主人公
ある日23年ぶりにに大学の同期(石嶺泰明)にバッタリ会う
ケアフェーズ・・・人間をより介護しやすい形に造形する処置(両足を切断したりとか・・・)
フェーズ2→両足を切断
フェーズ3→両手を肘の上から切断
フェーズ4→脳の機能を抑制する
宇宙船 円盤 円盤からラグビーボールみたいな物が下りて来る
中には頭と胸だけの異星人
「わたしたちをやしなってください」
老いた異星人
地球を姥捨山に?
老人介護と老後問題?
愛を語るより左記のとおり執り行おう
時は2108年
バーチャルで葬式が出来る時代だが、伝統的な葬儀をしろと言う人が現れる
昔の、ちゃんとした葬式の事