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読んだ本を忘れないように記録しています♪内容無しの本の写真だけとか、自分の為の記録の場です♪

儚い羊たちの祝宴

儚い羊たちの祝宴

  米澤 穂信

 

 

 

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身内に不幸がありまして

物心ついたときには孤児院にいた村里夕日

5歳になった時、大きな勢力を持つ家に引き取られる

そこのお嬢様の身の回りの世話が役目

そこでの手記から始まる

引き取られた家で起きた殺人

夕日は自分が寝ている間に殺人を犯してしまったのではないかと思ってしまう

眠るのが怖くなってしまった

お嬢様(丹山吹子)の述懐では

夕日が寝ている間に殺したと思っている2人は、実は吹子が殺していた

そして吹子は、夕日も殺す

吹子も夕日と同じ様に眠るのが怖くなっていた

大学の読書会「バベルの会」に参加したいけど、したくない

バベルの会の参加を断る理由として殺人を犯した

理由

魔法の言葉

「身内に不幸がありまして」

 

北の館の罪人

六綱家には別館がある

内名あまりは、六綱の家に行き旦那さまに会うように母親が亡くなるまえに言われた

内名あまりは、旦那さまの隠し子

六綱の家に住むには、別館にいる先客の世話をする事を言われる

先客は光次の兄

光次の兄の世話と兄を別館から出さない事を役割とされる

別館に閉じ込められた2人

しばらくして、あまりには、外出の許可が出るようになる

あまりに、兄が何に使うのか分からない変わった買い物を頼みだす

別館は座敷牢

別館は六綱の歪みを隠しておく場所

兄が閉じ込められている意味

兄に今までにない風変わりな物を買って来るよう言われる

風変わりな物「血」

次はラピスラズリの原石

これらの物で兄がやりたかったこと

絵を描く事

色を自分で作ること

青で家族の絵を描いたあと兄は死

絵は年月と共に変化していく仕掛けが

兄を殺したのは あまり

少しずつ薬を盛って

 

山荘秘聞

前降家という一家に雇われていたが、ある日、屋島を雇い続けるお金がないと言われ辞める事に

次に紹介されたのは、東京の目黒に本邸がある辰野の別荘 飛鶏館

別荘の管理の仕事を任される事になる

飛鶏館は奥様の為に建てられた別荘だが、奥様が亡くなったので、誰も訪れて来ない

一冬越した屋島

熊が近くにいるか確かめるために猟銃を持って近辺の見回りを始めた

その途中、崖から落ちて倒れている人間を発見

まだ生きていた

飛鶏館へ引きずって帰る

次の日、山岳部の仲間が崖から落ちた男を探しに飛鶏館へやって来る

だが、屋島は落ちた男を知らないと言う

最終的には崖から落ちた男を・・・

 

玉野五十鈴の誉れ

男の子を望まれていたのに女に産まれてきてしまった純香

15歳になった純香に祖母から玉野五十鈴と言う名前の純香とオナジ位の年の使用人を与えられた

純香は五十鈴の主だが、五十鈴は純香の一面の師

そして、友達

高校卒業後、婿をとらそうとする祖母に反発し五十鈴と共に家を離れる事に成功

純香の伯父が殺人をしてしまい純香は家に呼び戻される

伯父の血・殺人者の血が流れていると父親は追い出され純香から五十鈴をとりあげた

五十鈴が純香に良くしていたのは仕事の為

母親は祖母により再婚させられ男の子を産む

純香は部屋に閉じ込められている

純香は毒酒を飲まされそうになる

食べ物もろくに与えられず痩せ細っていく純香

3日3晩生死をさまよい一度は心臓が止まってしまった

純香は手当てにより一命を取り戻す

取り戻せたのは祖母が死んで母親が自由になれたから

祖母が死んだのは母親が産んだ男の子が死んだから

男の子は、生きたまま焼却炉で焼かれて

 

儚い羊たちの祝宴

女学生が一人迷い込み、鍵が開いたままの日記を手にする

日記は大寺鞠絵がかいたもの

誰かに読まれる、誰かに向けて書いた日記

「バベルの会はこうして消滅した」

そしてバベルの会は復活した

 

 

「バベルの会」

読書を愛する者達の集まり